こんにちは、元町セントラルクリニックの井上です。
医療美顔についてのお話しの途中ですが、その前にお断りしておきたいことがあります。
私のブログについてです。第二弾までありますが、今回は第一弾です。
通常のお顔などのお悩みや理想の顔立ちなどのお話は、どの成書(当然医師にも教科書はあります)にも書かれており、美容を熟知する医師にとっては当たり前のお話なので、皆様はそこかしこで目にしたり医療関係の色々な書籍やブログなどを読んだりして、その話題に触れる機会が多いことでしょう。ですから、私のブログでは敢えてそのような内容の詳細よりも、ここでしかお話できない裏事情も取り上げようと思い、このようなブログを立ち上げました。
そうしないと、美容医療はおろか、上辺だけの誰でもご存知の内容になってしまい、真の医療には程遠いものになってしまいます。
さて、“奥ゆかしさ”や“おもてなし”は日本の美徳ですが、それらは“遠慮”とは異なるものです。誹謗中傷になるかも知れないと遠慮しつつ何も言わない、あるいは言えない医師たちは、その遠慮が沈黙であり美徳であると単に逃げているだけなのです。さらに、誹謗中傷と勘違いされない安全策と考えて、真のお話をしないだけです。
先に述べました書籍にも医療では遠慮することが多いので、「真実は真実」とインパクトのある内容が少ないのです。非医療では真実に程遠いものも少なくなく、その場合は決まって「お詫び文」となり、これで終わってしまいます。そして皆様には「咽喉元過ぎて熱さ忘れる」という具合に、同じことの繰り返しなのです。
ですから、これまでのような、あるいは、これからの内容も誹謗中傷的に聞こえたら至極残念なことですが、事実ですのでどこからも揶揄されるべきことではありません。
さて、私は仕事やプライベートでよく海外に出掛けますが、グローバルに考えて日本人は騙され易い国民であると断言できます。
世界的に見て、“日本人は死んでもお洒落する”といわれるほど視た榑を大事にします。そして、真の美容医療を見誤って上辺だけの化かし方に凝ったり、他人からの受け売りなどを信じて、例えば、アイプチなどの皮膚被害や某化粧品での白斑などの被害を甘んじて受けてしまうのです。
これは決して他人ごとではなく、対岸の火事でもありません。
私は以前、患者様から次のようなお話を耳にしました。「友人がその知人から血圧の薬は身体によくないから服用しない方がいいと言われ、その言葉を真に受けて中止したあとに悩血管疾患で亡くなりました」と言う内容でした。その時私は「その知人は絶対に責任取ってくれませんよ」と。
そもそも、高血圧の患者様は投薬を補って初めて一人前の身体になるとお考えになって下さい。風邪などの感染症は一人前の身体に不要な黴菌などが付いている状態です。それが薬で取れて再び元の一人前の身体に戻ったら、投薬は中止できますが、高血圧の身体では元々欠損部分があるため、そこを努力して徐々に埋めて行くことにより服薬を中止できるのです。その埋める方法が生活習慣の改善なのです。しかし、この改善は「言うは易し、行うは難し」の通りで一般的には難しいので、なかなか薬が手放せないのです。そこを埋め合わせないで、薬だけ知人に言われた通りに止めてしまっては、非常に危険この上ありません。原産地偽造などもある中、他人の言葉に騙されないで、医師の言葉を信じることを自己責任において選択すべきだったのです。
つまり、アンチエイジングに関しても、医療モドキに関わる非医療の人達の意見ではなく、医師の意見が的を得ていると考えるのが、真実の選択肢を拡げる一因となることに間違いないでしょう。
また、このブログでお会いしましょう。第二弾をお楽しみに。